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本

平尾隆行 杉村倫代 川口史敏  用松節子 共著
秀和システム 2007-2-1 発刊

『最新人事の基本と仕組みがよ~くわかる本』

ますます多くの企業経営者は、「人を大切にする」「人材への投資・育成」というスローガンを提示しています。同時に、日本型成果主義の変遷の中で、個人の業績評価の方法も変わってきています。いまこそ、力強く成長できる企業となるために、人材育成こそ最重要課題だと再認識すべき時でしょう。

本書は人事の基本と仕組みの概説書ですが、人事の仕事の中で大きな比重を占める「能力開発」について、本書の4章で説明しています。企業の活動は、「人材の活用」=>「働きやすい環境づくり」=>「能力開発」=>「人材の活用」というループになっており、その中の「能力開発」こそ、企業の行く末を左右する鍵となります。

本書では人材育成・開発の流れを、企業ビジョンを念頭に置いた社員のキャリア設計(個別育成計画)=>OJT/Off-JT/自己啓発=>育成度合いの見直し次年度の個別育成計画と捉え、それぞれの考慮点などをわかりやすく説明するように心がけました。

研修の対象とすべき能力分野は、概念化(Conceptial)能力、対人(Human)能力、職務遂行(Technical)能力であり、いろいろな形態で能力育成をしていきますが、上司からも適切なタイミングで適切な支援を受けていくことで、リーダーが育ち、有能な社員が育っていきます。このようなプロセスがうまく流れていけば、個々人が自律的に学習する風土ができあがり、「学習する組織」が形成されると考えています。

著者らは、上記の基本的な考え方を持って、「どのような層の人にどのような能力開発をすべきか」日々考えながら、人材育成のコンサルテーションや、研修体系、各種コースを提供しています。 社員として人事ごとがどのようになっているか、自分の能力をいかにして育成していくか、将来のリーダーににるためには何が必要かを、本書を通して読み取っていただけると幸いです。

(平尾、杉村)